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機動戦士ガンダムZX 

どうも!
17話Aパートです。
「いかがですか?」
「うん。おいしい・・・・・・よ」
「それは何よりです。私もこの食堂の料理はおいしいと思います」
「・・・・・・」
 向かえに無表情で黙々とバランス定食(560円)を食べているのは何を隠そう麻友である。
「ところで井口中尉。昇格おめでとうございます」
「昇格といっても一つだけだよ。それに俺が何をしたって言うんだ・・・・・・」
 本当だ。
 俺が何をしたというんだ。
 ゼクセスを破壊した。
 ゼクサスを倒した。
 ゼクセスのナノドライヴを敵に奪われた。
 



 麻友を、変えてしまった。


 やり場の無い自分への怒りが渦巻く。
 以前の麻友なら、優しい言葉をかけてくれただろう。
 以前の麻友なら、俺を優しく包んでくれただろう。
 でも‘今’は違うんだ。

「個性、ですか?」
 技術部最高責任者、中洲・マチル中佐に疑問を投げかける。
「ああ。彼女は‘ナノドライヴに個性を奪われた’んだ」
 個性が奪われる?
 どういうことだ。誰か原稿用紙三行分でまとめて教えてほしい。
「ナノドライヴには‘個性’が必要なんだ。ほら、ゼクスにもいただろう?」
「ラウ・・・・・・のことですか?」
「そう。そのラウっていうのはナノドライヴの個性なんだ。このナノドライヴの個性っていうのはゼクスやゼクサスの違いと同じ。個性によって、近距離戦に特化していたり、遠距離戦に適したりしている」
「じゃあ、ゼクセスのナノドライヴにはその個性が?」
「物分りが早いと助かるよ。君の考えている通り、あのナノドライヴには個性が無かった。個性の無いナノドライヴは個性を奪おうとする。それで」
「麻友の個性、いいやあれはほとんど性格ですね。それが奪われたと」
「そういうことだ。これだけは今の状況では何もできない」
「じゃあ今のままでいろってことですか!?」
 ふざけるんじゃない。
 あんなの、あんなの麻友じゃない。
 あんなの、人じゃない。
「助ける手がないわけじゃない」
「!!」
「ゼクセスのナノドライヴを破壊する」
 ゼクセスのナノドライヴの破壊って、じゃあ。
「また、蓮と戦うんですか?」
「そういうことになる、ね」
 蓮と、また戦う。
 別にそれがいやなわけじゃない。
 嘘だ。それは嫌だ。
 蓮と戦うのは当たり前なんだろう。それは理解してる。理解してるつもりだ。
「それまでの間、我慢してくれるか?」
「・・・・・・結局、全部俺がやるんですね。って当たり前か。麻友をあんな風にしたのは俺なんだ」
「違う! 君は何も悪くない!」
「は、何を言ってるんです? 悪いのは全て俺じゃないですか。今までも、これからも」
「違う、君は!」
「俺と麻友のことは、ほっといてください」
 俺は追いかけてくる中佐を振り切り、その場から‘逃げた’

「い? いぐ・・・い? 中尉? 井口中尉?」
「あ、ごめん」
 気持ち・・・・・・悪い。
 今一緒に食事をしているのは麻友だと言うのに、人だというのに。
 全然人と会話している感じがしない。
「麻友、ちょっと・・・・・・待ってて」
「わかりました」
 俺は食堂を後にし、ゼクスのある格納庫へ向かっていた。


続く!
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Category: 機動戦士ガンダムZX(ゼクス)

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